子どもの成長は著しく早い。自分が指導に注いだ力の分だけ返ってくる。
記事『子どもたちの成長に必要な事。「自ら考え、判断し、それを伝える能力」』では「自ら考え、自ら判断し、それを伝える能力の大切さ」について触れました。
「何でもすぐに答えを教えてしまうのではなく、答えを見つけ出すための手段となるヒントを与えてあげる」という私の指導で心掛けていることも紹介しました。
いま私が少年団で主に指導しているカテゴリーは5年生と6年生のBチームです。この2カテゴリーを2月に少しだけみる機会がありましたが、そのときはサッカーを楽しんでいる姿も頑張っている姿も何も感じられませんでした。
正直な感想は「ただ、練習や試合をやらされている。何も考えずにただ、ボールを蹴っている。走っている。」そんなイメージでした。
その子たちと関わり始めて約一ヶ月が経ちました。少しずつではありますが、子どもたちに変化が現れてきました。自分たちで話し合うようにまでなりました。試合が終わったら自分たちでクールダウンをして、自分たちだけで試合の反省を始めて「良かった部分・悪かった部分・次にみんなで意識する部分」を伝え合うようになりました。
他の少年団やジュニアチームではそんなの当たり前だよ。と思われる方もいるかと思いますが、この子たちにとってはすごく成長した部分なのです。それを傍で聞いていると内容どうこうより、自分たちで考えて行動していることにすごく幸せを感じます。
そして試合ではとにかく声がでるようになりました。負けているときはまだまだ足りませんが、それ以外の部分ではすごく頑張っているのが伝わります。試合の前のウォーミングアップから少しずつスイッチを入れていき、試合開始とともに全力でプレーできています。
いままではウォーミングアップってなに?という感じの子どもたちでしたが、今ではほとんど自分たちでできていることに驚きを感じています。コーチがいなくても最低限は準備できるくらいにまでなりました。
まだまだ甘い部分やコントロールしないといけない部分がたくさんありますが、この一ヶ月で本当に成長したと思います。やっぱり子どもの成長は著しく早いですね。
さらに試合がこんなにも楽しいのかとわかると練習にも変化が現れました。「もっと上手くなりたい。もっと楽しくサッカーをしたい。」と思う子が増えてきました。それは練習への取り組みを見ていてわかります。話をしているときの子どもたちの目をみればわかります。
すごく嬉しいことですね。結果的に楽しそうにサッカーをしている子どもたちが少しずつ増えてきたので、これからも少しずつでもそういった子を増やしていければと思います。
最近の休日の過ごし方はこんな感じですね。どこかに行ったり、食べに行ったり、遊びに行ったりはほとんどなくなりましたね。少年団の子どもたちを指導することに熱を注いでいます。
2015.5.11 Mon 23:55 ありがとう。