活動理念

活動理念


クラブがつなげる地域の絆。絆がつなげる日本の未来。

■みんなでより良いまちづくりを目指します。
■暮らしのよりどころとなるクラブを創ります。
■青少年の健全育成に向けてスポーツ活動を進めます。
■体を動かす楽しさや大切さを伝えます。
■地域が一つになれる活動や目標を掲げます。


現代社会ついて


昨今、日本は、少子高齢化や子どもの体力低下、国民医療費増大や生活習慣病の増加など、様々な問題を抱えています。それらの問題を自分一人で解決することは不可能に近いといえます。また、日本全体を急速に変化させることも難しいでしょう。そのためには、まず地域から課題解決に向けて取り組む必要があると考えています。

私の生まれ育った地である埼玉県は、通勤通学時間が41分と全国で一番長く、県外に通勤通学する人口は100万人を越えています。尚かつ、当クラブの活動拠点であるさいたま市西区の西大宮駅から、乗降客数が全国で一番多い新宿駅まで41分かかります。したがって、睡眠時間も全国で一番短く、自由に使える時間も限られています。

 さらに、西区はさいたま市内10区の中でも人口と企業の数が一番少ない区域です。人口数は市内で一番少ない区域ですが、西区内の人口自体は増加傾向にあります。人口は増加していても企業は増加していないので、西区は単なるベッドタウンとなっています。結果的に地域とのつながりの希薄化が進み、地元で活躍する場も少ないので、地元への愛着がわかないという状況が発生しています。そこで、活躍する場を創出することができれば、労働力人口を地域に留めることができ、地域活性化にもつながるのではないのでしょうか。

 また、西区には、遠くまで見渡せるほどの広大な田園地帯があります。これは活用すべき特徴のひとつです。しかし、実際は農業者の高齢化や農家と地域の関わりの希薄化が顕著であり、衰退している農家も所々みられます。私が小学生のときに行っていた地元農家での農業体験などの機会も少しずつ減少してきています。ゆえに、農家との関係を強化することによって、農業に関わる若者を増やすことができます。

私が幼かった頃


健康問題でいえば現状として、一般市民の健康意識は高まっているものの、改善に努めている人は極一部となっています。その理由として、「どこでどんなスポーツ活動を行なっているのかよく知らない」「身近な環境に気軽にスポーツをできる場所が少ない」など様々な理由が挙げられています。

また、「ご近所付き合いがほとんど無く、近所にどんな人が住んでいるのかわからない」「子どもを対象とした犯罪が増えているため、子どもを外で自由に遊ばせられない」など地域住民同士のコミュニケーションが希薄になってきていることが原因で、起きている問題も多々あります。

私が幼い頃、近所のおじさんやおばさん、お兄ちゃんやお姉ちゃんはみんな知り合いでした。こんにちは、など挨拶はもちろん、一緒に遊んでもらい面倒をみてもらったり、ちょっとしたことでも自分のことのように褒めてもらったりしました。

逆に、自分が悪いことをすれば、本気で怒られたり、社会性のない行動や言動をしたら注意してもらったり、両親はもちろんだが近所の人たちにも当たり前の部分を教えられてきた記憶があります。

最近では、あまり見受けられない光景だと感じています。それぞれ地域の特性は違うが、自分の育った地域では、確実にコミュニケーションの図れる場が少なくなってきています

親と先生だけで人格形成を行なうことは、ほぼ不可能であるのではないでしょうか。

友達や仲間、近所の人や地域の方々、社会人になれば、会社の同僚や上司など様々な人たちと出会い、いろんな考え方に刺激を受けて、自分なりの考えを確立していきます。

私が考える地域社会


そんな一連の流れも、まずは人とつながらなければ何も始まりません。つまり、人とのつながりからすべてが始まります。

だからこそ、クラブをただのスポーツ環境の場として終わらせるのではなく、クラブが人と人をつなげ、未来への様々な可能性を伝えていきます

子どもから年配の方まで「誰でも、誰とでも、いつまでも」気軽にスポーツに参加できる環境づくりを目指し、さいたま市西区からさいたま市全域における生涯スポーツの振興を図ります。

そして、地域住民の健康な心と身体の保持増進、子どもたちの健全育成、世代を超えた地域の交流を通じて「人と人、人と地域、地域と地域」のつながり、絆を深め、地域社会の活性化から日本全体の課題解決に寄与することを目標として掲げます。