「ありがとう」という感謝の気持ち。この言葉が人を成長させ、支えてくれる。
何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばし、やがて大きな花になり、実をつける。その日まで。
この言葉は、シドニーオリンピック金メダリストで女子マラソンの元世界記録保持者でもある高橋尚子選手の名言です。この名言はある方から教えて頂いた言葉で先ほどふと思い出しました。
今日は近々で成果が現れないよう地味な作業ばかりで気持ち的にパッとしない一日でした。何をブログにしようかも全然思い浮かびませんでした。
作業は進みましたが内容が地味。パソコン作業や電話対応、役所とのやりとりなどでずっと座っていました。私は体を動かさないと頭も働かないので、涼しくなった夜に少し散歩をしてみたら気分転換ができ、この名言を思い出しました。
結果よりも恩恵を大切に
私は仕事をしていていつも思うことがあります。「ありがとう」という言葉は魔法の言葉だなって。誰もがというわけではありませんが、ありがとうと言われて不快になることはほとんどないかと思います。自然と笑顔になれます。
会社としての結果を出すためには数字やまわりの評価も確かに大事ですが、それ以上に関わった人から感謝の気持ちを伝えてもらえることほど嬉しいことはありません。結局はそれが結果や成果につながってくるかと思っています。

しかしながら、恩恵を受けたいから〜〜をする。感謝してもらいたいから◯◯をする。といった考えでは不思議と「ありがとう」という言葉は身に染みないことがあります。
「あの子たちのために、あの人のために」と必死で考えて行動し続けることで相手側から本当の想いで感謝の気持ちを伝えてもらえます。それがどんなに地味なことでも、誰にも気付かれないようなことでも、地道に続けていくことで必ずどこかで自分に返ってきます。成長につながります。
後々気付く感謝の気持ち
そしてそれは時間が経ってから気付くことが多いです。関わっているそのときではなく、数日後、数週間後、数ヶ月後、数年後…といったように時を経て気付くことが多いですね。私自身も浦和レッズの下部組織でお世話になっていたスタッフの方々には本当に感謝しています。
でもその感謝の気持ちは自分の未熟さもあり、関わっていた当時ではあまり感じられませんでした。当時は私が選手で、スタッフがコーチでしたが、大学を卒業してからは私が子どもたちを教えるようになりました。

すると今度は私が感謝してもらえるようになりました。関わっているときの私は常に必死でがむしゃらです。そのときはわからない相手側の気持ちも時が経つと「ありがとう」という言葉で返ってきます。
奇跡的にこのブログを書いているときにも前職で関わっていた会員さんから「ありがとう」の気持ちが込められた連絡が来ました。正直、すごく嬉しかったです。自分のことをそんな風に思ってもらえていたんだと思いました。
最後に
どんなにパッとしない日でも、どんなにつまらない日でも、どんなに上手くいかない日でもきっとそれは自分が成長するために必要な時間であり、大きな花を咲かせるための大事な肥料だと思うことが大切なのでしょう。
すごく自己啓発のようなブログになってしまいましたがとても大切なことで誰もが一度は経験するような境遇だと思います。
是非、自分に置き換えてみて、まわりに落ち込んでいる人がいれば優しく手を差し伸べてみてはどうでしょうか。
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