人間として成長できた副主将という立場

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前回の記事の続きです。

不甲斐ない結果で終わってしまった最後の年でしたが、私自身は確実に成長できたと思っています

目に見える結果としては何も残らなかったけど、自分の心の中にはこの一年がしっかりと刻まれました。

たくさん悩み、たくさん相談し、本気で自分と向き合い、何よりも部のことを考えました。その結果、集団をまとめる上で最低限必要なことを肌で感じることができました

コミュニケーションの方法を学んだ


何よりも大切なのがコミュニケーションです。

サッカーのことでも、プライベートのことでも、くだらないことでも何でも良いから、定期的にいろんな仲間と話すことです。何十人もいれば様々な人がいます。

全体を盛り上げようといつも頑張っている人。周りの様子を伺ってうまくコントロールしている人。集団の中にいるとなかなか発言しない人。個人的に話せば自己主張をしっかりとしてくれる人。

『十人十色』

1人ひとり違うので、その個性をしっかりと理解することが大切であると学びました

その人に合った関わり方を心がける。そこから本人の意見をくみ取る。ジョギングをしながら話す。ストレッチをしながら話す。筋トレをしながら話す。チームビデオを見ながら話す。ご飯を一緒に食べにいったり、飲みにいったりとサッカーから少し離れた環境で話す。

なんでも良いとは思いますがそうした何気ない関わり、そこでの関係づくりから少しずつ信頼を得ていくことが大切だと感じました。

多くの仲間と信頼関係を構築することができたかどうかは、分からないけども自分が悩み抜いた末に学んだ一つの方法でした。


物事に取り組む姿勢


部活動であるが故に、コミュニケーションをとっているだけでは、ただの友達感覚、先輩後輩の関係になってしまいます。各々の技術力の向上とチームとしてのチーム力の向上が必要です。

そのためには、なるべく多くの仲間たちが本気でサッカーに対して取り組めるような雰囲気をつくりだす。もっと頑張らなきゃいけないと思わせるような行動を先輩が見せる。誰よりも早くグラウンドに出て、誰よりも遅くグラウンドを出る。グラウンド以外にもジムでの体づくりや研究室でのチーム分析。午前中の空いた時間を使ってトレーニング。

誰かに見せるために行なうといったら語弊はありますが、自分の行動に一人でも多くの人が影響されて頑張るモチベーションになれば良いなと思っていました

自分自身のためでもあるが取り組む姿勢を追求することで、仲間のモチベーションを少しでも高めることができるのではないのでしょうか。

取り組む姿勢で手を抜いている人には誰もついてこないし、人から頼りにしてもらえません。その人なりの頑張り方を追求し、取り組む姿勢として表現していかければいけないと学びました。


潤滑油になる


私は、今までチーム全体のこと、集団についてこんなに考えたことはありませんでした。

自分がどれだけわがままな行動や言動をとっていたか4年生になって初めて気付きました自分勝手な私の相談に乗ってくれた先輩やコーチなどたくさんの人への感謝の気持ちが湧いてきました

集団のなかには誰一人、同じ人間はいません。当たり前のことですよね。性格も違えば、プレースタイルも違う、人との相性も、ご飯の好みも、異性のタイプもあげたらきりがないくらいの違いがあります。

そうした違いから発生する衝突。衝突するのが悪いとは思いません。しかし、未然に防ぐことのできる衝突はなるべく避けたいものです

例えば、プレー中で言えば、11人が自分の役割を理解した上で戦わなければチームはバラバラのまま進んでしまいます。逆に言えば、自分の役割を明確に理解し、それをアピールし続ければ出場機会のチャンスは訪れます。

自分がしたいプレーではなく、自分が今のチームでしなければいけないプレー、今のチームに求められているプレーを体現する。それが4年生としての自分が割り切って行なう部分でした。

そういった意味でもチームプレーであるサッカーに必要なチーム力をあげるために、チームとして足りない部分を補うためのプレーを心がけ、良い潤滑油になれるよう努力しました。

誰かが穴を埋めていき、集団としてスムーズに進むように行動する大切さも学びました。

最後に


副主将として、時にはゲームキャプテンとして部を統率していく中で多くのことを学びました。

リーダーだからといって、目立つ場面での仕事ばかりではありません。むしろ誰も気付かないようなことや気付けないことに目を向けて行動する大切を感じることができました

ここに書ききれないこともまだまだたくさんあります。4年間の部活動で経験したことは、どこにいっても、どのステージでも絶対に通用すると確信しています

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職場で部下をまとめる立場、教育現場で子どもをまとめる立場、会社のトップとして運営していく立場、様々な環境がありますが必ず活きてくる経験であったと思います。

この経験を今の目標である、総合型地域スポーツクラブ設立に活かせればなと思っています。

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2014-10-13 | Posted in ブログ, 歴史2 Comments » 

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コメント2件

 saori | 2014.10.20 21:13

人はわかっていながらもなかなか客観的に自分を理解することは難しいもの。こーたろーくんは持ち前の素直さもあって分析能力が高いと思います!

自信を持って頑張って下さい!

 岸幸太郎 | 2014.10.21 0:05

saoriさん

コメントありがとうございます!
その言葉を信じて自分なりに頑張りたいと思います!
いつもありがとうございます!!

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