子どもには、自由が一番。遊び感覚で身に付く責任感。
体育の授業で自由な時間
本日の体育授業で私は、子どもたちに自由な時間を与えました。
いつもは団体行動で、ある程度みんなが同じ事をして、同じ決まりを守って行っていました。
37人もいるので難しい部分が多いのですが、最近では子どもたちが自分たちで注意し合い、
まとまって行動をするということに意識を傾け始めてきました。
今年度の4月の状況では想像できない程の変化です。
いつも頑張っているみんなに、たまには自由な時間を与えてあげようと思い、
「アップのジョギング、準備運動、体つくり運動、縄跳び3分とび」の後、20分間のフリータイムにしました。
フリーではありますが、ある程度の基準は設けないと無茶苦茶なことになってしまうので、
今回は「大縄、短縄、フラフープ」の3種目にしました。
最低限の約束と新たな発見
「3種目なら何を行っても良いこと・危険な事はしないこと・使用方法のこと」などの最低限の情報だけ伝え、あとは自由に遊んでも良いことにしました。
すると、とても興味深い光景がたくさん見受けられました。
いつも仲の悪い子同士なのに他の子を介して一緒に遊んだり、
一人で行うようなことも上手く友達と協力して新たな遊びを見つけたり、
2.3人で遊んでたグループが他のグループと協力して規模の大きな遊びをしたり、
運動の苦手な子が様々な動きにチャレンジしたり、
本来は先生が子どもたちに教える場である授業で、逆に子どもたちから多くのことを学べました。
とても勉強になりました。
子どもたちから学べたこと
本当は、機会の提供と環境づくりくらいで、プラスα何かを教えてあげるだけでも良いのではないのかな、それがベストなんじゃないかなと思いました。
自由に遊ぶ中で学ぶ事の方が多い気がしました。
ただ、自由の裏側には責任があることを子どもたちには理解させることは忘れてはいけませんね。
自由だから何をしても良いというわけではありません。
それをしっかりと伝えることが私たち大人のやるべきことでしょう。
それに「自由と責任」という言葉で理解させるのではなく、
そういった空気感や環境や言葉がけによって、何が良くて何が悪くて、
悪い事をしたらどうするのかなどを自分たちで考えさせることが何よりも大切なことでしょう。
さらに、そこには子どもと大人の信頼関係がないといけません。
信頼関係が構築されていないまま、自由なことをさせたら、勝手な事をして怪我をしたり、喧嘩が起きたり、仲間はずれやいじめなどの問題が発生してしまうでしょう。
そういったことを踏まえて、子どもとの関わりに励んでみてはいかがでしょうか。
グラウンドがぐちゃぐちゃだったので最後に何人かでグラウンド整備をしました。
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